水産工学
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研究論文
潜在クラス分析を用いた作業改善のための定置網漁業における操業日の分類
藤井 陽介
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2021 年 58 巻 2 号 p. 115-122

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抄録

本研究の目的は,定置網漁業の操業日を,一日あたりの陸上選別作業時間と水揚量を指標として,分類可能か検証することであった。対象は高知県黒潮町鈴地区とした。分析手法には,潜在クラス回帰分析を用いた。従属変数は日別の陸上選別作業時間,独立変数は日別の水揚量とした。分析期間は,2018年10月24日から2019年7月16日までの175日間とした。分析の結果,175日の操業日は3つに分けられることが明らかになった。

1. 選別台を2台用いる操業日。

2. 設備の破損や通常とは大きく異なる水揚げがあった操業日。

3. 選別台を1台用いる操業日。

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© 2021 日本水産工学会
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