入会林野研究
Online ISSN : 2434-3927
Print ISSN : 2186-036X
国際コモンズ学会世界大会2019(ペルー・リマ、テーマ「コモンズを守る」)参加報告
高橋 卓也
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 40 巻 p. 36-39

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抄録
2019年7月にペルー・リマで開催された国際コモンズ学会世界大会への参加について報告する。大会のテーマは、「コモンズを守る:挑戦・イノベーション・行動」であった。参加者の顔ぶれとしては、米国、ペルー、ブラジル等の南北アメリカ大陸からの研究者・実践者が多かった。主に対象とする資源としては、地元である南アメリカ大陸の湿潤な生態系に加え、開発公害など課題も多い鉱業資源が想定されていた。さらに発展途上国で急速に進む都市化にともなう課題にも関心が寄せられていた。対象とする主体としては、先住民を含む社会の下積みとされてきた人々に焦点を当てていた。以上の話題以外にも世界中の共有資源に関する数多くのセッションがあったが、本稿では会員が参加したか、または森林をテーマとしたセッションの報告タイトルを通覧した。そのうえで大会全体の感想として、次の4点を挙げた。1. 森林、水、生物多様性がつながったものとして考えられている。2. 情報、知識の重要性が強調されている。3. 法的権利が重要なテーマ。4. グローバルとローカルによる国家の挟み撃ち戦略の有効性。
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© 2020 本論文著者
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