東京大学大学院農学生命科学研究科
2003 年 2 巻 p. 145-158
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木材需給均衡モデルは国産材需給量の推移を予測するためのもので、本研究ではこのモデルへ拡張減反率を適用し経済要因の変化を減反率分布へ反映するための方法を考察した。その結果、拡張減反率に固有の経済林の概念を回避するには成長関数g(t)として、g(0)=0かつt→∞でg(t)→∞なるものを選ぶ必要があることがわかり、そのような要件を満たすg(t)として正の線形トレンドを有する木材価格モデルを仮定した。さらにg(t)を時系列モデルとして記述した際のパラメータを推定する方法を考察した。
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