国産材需要増加策を模索する目的で,将来の木材の消費傾向を調査するため,大学生を対象とするアンケート調査を行ってきた.今回は,東京農業大学,静岡大学,拓殖大学,東京経済大学の 4 大学で実施した475名の回答データについて報告する.アンケートでは,1) 将来住みたい住宅,2) 住宅の内装の希望,3) 家具の希望,4) 学校の木造校舎についての賛否,5) 公共の建物についての考え,6) 木材を使った製品のアイディアについて質問している.文系の学生は農学系の学生に比較すると木材離れが進んでいる傾向が見られた.