人工林の施業計画の中で間伐作業と枝打ち作業は特に緊急性が低いと考えられ, 経済環境の悪化から遅れることが多い. 間伐作業など個々の森林作業の森林の育成への影響を評価する方法を考案した. システム収穫表の手法は林分全体の成長予測を行うのに対し, 今回は施業計画の作業実施後, 残すべき一部の立木に着目して計画との乖離を評価した. 林分密度管理図と施業体系図を活用し, 間伐効果を明示し機会費用の考え方を導入した. 間伐実施と未実施の場合を比較し, 各々の場合の10 年後と50 年後の森林の状態を予測した. そして未実施の場合の損失(機会費用)を試算した.