日本薬理学雑誌
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創薬シリーズ(3)その2 化合物を医薬品にするために必要な安全性試験
動物実験代替法の現状と展望
小島 肇夫
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2007 年 130 巻 6 号 p. 505-509

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抄録
「動物の愛護及び管理に関する法律」が2006年6月に施行され,さらに,「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準」が環境省より告示された.この基本的な考え方は,3Rs(Reduction:実験動物の削減,Refinement:実験動物の苦痛の軽減,Replacement:実験動物の置き換え)の徹底である.しかし,削減や置き換え試験法の確立のためにはバリデーションや第三者専門家による評価が必要である.この試験法評価の使命を果たすために,国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター内に新規試験法評価室が2005年11月に設立された.この部門の活動をJaCVAM(Japanese Center for the Validation of Alternative Methods)と呼ぶ.
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© 2007 公益社団法人 日本薬理学会
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