日本薬理学雑誌
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特集 中枢-末梢臓器間連関機構を介する生体機能の制御と破綻
エネルギー代謝調節における臓器間神経ネットワークの役割
山田 哲也
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2016 年 148 巻 1 号 p. 28-33

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抄録

体重の調節メカニズムは,摂食とエネルギー消費の調節に集約されるが,近年,エネルギー消費における褐色脂肪組織(brown adipose tissue:BAT)の働きが注目されている.BATは脱共役タンパク質(uncoupling protein-1:UCP-1)の発現に特徴づけられ,熱産生に特化した組織である.BATが担っている熱産生の内で食事誘発性熱産生は,食物摂取に呼応するエネルギー消費調節の仕組みと捉えることができるため,個体レベルのエネルギー代謝調節メカニズムの一つと考えられる.本稿では,BATの食事誘発性熱産生を調節する臓器間神経ネットワークに焦点を絞り,体重調節のメカニズムとその意義について考察する.

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© 2016 公益社団法人 日本薬理学会
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