主催: 日本知能情報ファジィ学会
共催: 国際ファジィシステム学会
平面SOMはマップの四隅にあるクラスタ同士の相互関係が不明瞭となり,またマップに端が存在することでマップの形成に歪みが生じるといった問題点がある.これに対して球面SOMは,ノードが球面に配置されているのでマップに端がなく,平面SOMにおける問題点を回避することができると期待される.本研究では,SOMにおいて,入力空間でのデータの位相が出力空間(SOM)でいかに保持されているかを定量的に検討し,平面SOMと球面SOMとを比較した.その結果,ほぼ同じレベルの数値が得られた.