主催: 日本知能情報ファジィ学会
共催: 国際ファジィシステム学会
医療現場では,患者の検査結果に病気に特徴的な症状が観られるかを多面的に検証し,それらの結果を統合して診断を下している.本論文では,エージェント群の協調により,医療データベースから診断の根拠となる複数の危険因子を自動で抽出する手法を提案する.この手法は,自動グループ構成手法を利用したものであり,各エージェントが異なる観点から病気の局所的な症状を判定し,エージェント群の投票行動により情報を統合して診断を行う.本手法を心疾患データベースに適用し有効性を検証した.