日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
第22回ファジィ システム シンポジウム
セッションID: 6D4-1
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確率的利得をもつ協力ゲームのコア
*片桐 英樹西崎 一郎
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抄録
通常の協力ゲームの理論においては,提携によって獲得される利得は確定値で与えられるが,現実には獲得される利得が明確にわからず,確率的に変動する値として確率変数で扱うほうが妥当である場合も少なくない.確率変数の実現値を知る前に提携の形成や分配を決定する必要がある場合には,古典的な協力ゲーム理論では扱うことはできず,新たな理論的枠組みが必要となる. Charnesらは提携値が確率変数で与えられる場合の協力ゲームを最初に考え,利得の配分を2段階で行う手法を提案した.Suijsらは配分を確率変数で定義し,プレイヤーの利得に対する選好が確率分布関数のα分位点に基づくと仮定し,新たなコアを定義すると共にその存在条件を示した.本論文では,Suijisらの確率協力ゲームにおいて,プレイヤーの選好がα分位点でなく,確率優越に基づく場合のコアを定義し,その存在条件について議論を行う.
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© 2006 日本知能情報ファジィ学会
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