抄録
近年、エレクトロニクスに基づいた車、携帯電話、ロボットと言った様々なシステムが我々の日常生活に浸透している。しかし同時にこれらエレクトロニクスは、その複雑さゆえに特に高齢者、障害を持つ人々に対して負荷を及ぼす可能性がある。我々はこの問題を解決する手段としてのエレクトロニクスを"ヒューマトロニクス"と呼ぶことにする。人間が社会生活を営む中で出てくる情報にはその人の個性が含まれている。ネットワークロボットを通じてこれらの情報を"個人属性"として獲得し共有することで、ネットワークロボットが状況に応じたサービスを提供することができる。これはシステムが人間を理解するしくみを提供することを示しており、ヒューマトロニクスに基づくものである。我々は人間とエレクトロニクスとの間の釣り合いの取れた関係の構築に焦点を置いた。最後に、今回構築したTV視聴支援システムを通じてシステムの有用性を示す。