抄録
本論文では、条件付き正定値カーネルを用いた3つのc-平均法が検討されている。
これらはそれぞれハードc-平均法、標準的ファジィc-平均法、エントロピー正則化ファジィc-平均法を基にしている。
まず、条件付き正定値カーネルが特徴空間上のユークリッド距離の二乗を表すことを基にして、
従来のカーネルc-平均法の最適化問題を改訂したものを解くことによって、
条件付きカーネルc-平均法のアルゴリズムが示されている。
次に、正定値カーネルと条件付き正定値カーネルとの関係を基にして、
条件付き正定値カーネルから得られた正定値カーネルを用いたc-平均法における、
データとクラスタ中心との非類似度が示されている。
最後に、条件付き正定値カーネルc-平均法と、
条件付き正定値カーネルから得られた正定値カーネルを用いたc-平均法が
本質的に等価であることが示されている。