日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
第27回ファジィシステムシンポジウム
セッションID: TE2-2
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長期継続的な利用を想定したWebインタラクションデザインの試み
*庄司 裕子
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キーワード: 飽き, 継続利用, マンネリ
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抄録
Webをはじめとする情報技術の進展と普及により、ユーザが得られる情報量は飛躍的に増大している。膨大な情報が存在する中で、ユーザは自身が欲する情報にたどり着くことが難しくなっている。このような問題に対処するため、協調フィルタリングをはじめとする様々な情報推薦システムが研究開発されてきており、一定の成果を上げている。 しかしながら、従来研究では、1回もしくは少数回の使用において満足度の高い情報を推薦することを目指しており、同一のシステムやサービスを多数回にわたって継続的に利用した場合にユーザが感じるであろう飽きまでは考慮してこなかった。 本研究では、人が飽きを感じる感性をモデル化し、飽き度合を測定できるようにした。そして、(1)ユーザの飽き度合を可視化する機能と、(2)飽き度合を低減させる情報を推薦する機能を有する情報推薦システムを実装した。そして、作成したシステムを用いて評価実験をおこなった。その結果、本研究で提案した情報推薦システムでは、ユーザの継続的利用において、ユーザの飽きを低下させ満足度を高められることが示された。また、限られたコンテンツの中でもバリエーション豊かな選択をユーザにおこなわせることができた。これらの実験結果は、飽きの感性モデルに基づく情報推薦と、ユーザの飽き度合を可視化し意識させるインタラクションが、継続的にシステムを利用する上で有効に作用していることを示唆している。
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© 2011 日本知能情報ファジィ学会
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