p. 294-297
近年,過去のデータや調査データから有用な決定ルールを抽出し実問題に役立てる研究が盛んである. その決定ルールの定量的な評価指標として,知識発見の分野で 多くのInterestingness Measureが提案されている. 本研究では,決定ルールを構成する部分条件の影響度と一対の基本条件の結合影響度を定式化し,その有用性を検討することを目的とする.その影響度が満たすべき性質を言及し,それに基づき評価値を定義する.さらに,条件の総合影響度と二つの基本条件の総合結合影響度を定義する.評価実験を通して,それらの指標による分析を試みる.