抄録
電話やメールの着信,スマートフォンのプッシュ通知,時計のアラーム,洗濯機や電子レンジのタスク終了通知等,様々な機器が音や振動を用いて人に対して,何らかの情報伝達を行っている.これらの情報伝達は,人がその機器の近傍に位置する,または気づきやすい環境に存在することを前提として設計されている.したがって,機器の発する音や振動に気づきにくい環境では情報伝達が有効に機能しないことが多々ある.我々は,この問題に対し,Active Touch Communication Robot(AcToR)を提案し,ロボットの身体性と移動機構を用いて解決を図る.本研究では,AcToRの実現に向けた基礎的な検討について述べる.