抄録
本研究では反射型エージェントの枠組みで,追跡や回避,協調行動のような他のエージェントも関わる目的を持った行動を生成するために関係達成型制御を提案し,(1)位相空間,(2)エージェント空間,(3)時相論理の三層のモデルによって定式化する.本モデルでは位相空間上で近傍を持つエージェント間の二項関係を定義し,関係の局所的な性質の成立/不成立を要請する時相論理式のルールを適用した結果として他のエージェントとの関わりに基く挙動が生成される.シミュレーション実験により,綿密なプランニングをしない反射型エージェントにも,追跡や回避,協調行動のような他エージェントも関わる目的を持った行動を実現できることを示す.