日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
第31回ファジィシステムシンポジウム
セッションID: TC4-2
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経頭蓋磁気刺激に伴う脳活動
*森下 彩郁小田 輝王工藤 卓
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抄録
運動意図の検出や磁気刺激(TMS)による運動誘発試験は,BCIやニューロリハビリなど様々な分野で重要な技術である. 我々は多くの脳情報処理信号が経由する前頭葉に現れる運動意図の検出を試みると同時に,TMSによる運動誘導時の脳機能信号の検出を試みた.指屈曲運動時の前頭葉におけるfNIRS信号への影響を第一段階として定性的に解析したところ,完全に一対一対応ではないが,運動に起因すると考えられる脳血流量の増加が観察された.また,TMSで大脳運動野を刺激し,同様の指屈曲運動を40秒間隔で誘導した場合,前頭葉の刺激を直接的に行っていないのにも関わらず, 前頭葉においてOxyヘモグロビンが累積的に増加した.これらの結果は, TMSによる脳活動は随意運動による脳活動と比較して広範囲で強度の高いことを示し,単純に同じ状態を誘発しているわけではないことを示す.また,運動野に相当しない前頭部からのfNIRS信号に運動に関連した信号が含まれている可能性が示された.併せて,TMSによる下肢の運動誘発に伴う脳機能信号についても発表する.
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© 2015 日本知能情報ファジィ学会
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