主催: 日本知能情報ファジィ学会
会議名: 第34回ファジィシステムシンポジウム
回次: 34
開催地: 名古屋大学
開催日: 2018/09/03 - 2018/09/05
オノマトペは直観的なイメージを伝えるのによく用いられる。そのオノマトペを用いてデザイン支援をする研究事例がこれまでいくつか存在する。それらの事例におけるデザイン対象は、コンピュータグラフィックス、ロボットモーション、毛筆フォントなどである。しかしながら、オノマトペのみを用いて最適なデザインを獲得するのは困難である。中村らは、毛筆フォントの最適デザイン獲得において、デザインパラメータの初期値設定にオノマトペを用いる手法を提案した。中村らの実験結果は、提案手法がユーザの所望する毛筆フォントをデザインする際の作業コストを削減することを示した。しかし、中村らの実験ではオノマトペで表現しやすい外観を持ったフォントが対象となっていた。そこで、本論文では、オノマトペで表現しにくい外観を持ったフォントを用いて同様の実験を行い、中村らの提案手法の有用性について議論した。