日本顎関節学会雑誌
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顎関節症のスプリント治療に関する実態調査-大学病院顎関節症外来および一般開業歯科医院における診療時間の比較-
兒玉 直紀, 築山 能大, 有馬 太郎, 市川 哲雄, 窪木 拓男, 佐久間 重光, 新谷 明喜, 高津 匡樹, 津賀 一弘, 坪井 明人, 中野 雅徳, 成田 紀之, 波多野 泰夫, 藤澤 政紀, 船登 雅彦, 鱒見 進一, 松香 芳三, 皆木 省吾
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2009 年 21 巻 3 号 p. 222-227

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抄録
目的:顎関節症患者に対する受診ごとの診療時間に関する報告はない。今回,大学病院顎関節症外来ならびに一般開業歯科医院を対象に顎関節症のスプリント治療に要する時間について調査を行い,その特性を明らかにすることを目的とした。
方法:大学病院顎関節症外来14施設および一般開業歯科医院33施設にて2か月間の調査を行った。スプリント治療を選択された顎関節症患者を対象に,スプリントの種類,各診療内容および要した時間を調査項目として施設間で比較検討した。
結果:1回当たりの診療時間に関して,大学病院顎関節症外来受診患者(以下,大学群と略す)のほうが一般開業歯科医院受診患者(以下,開業医群と略す)に比べて有意に長かった。また,初診時の診療時間についても大学群のほうが開業医群に比べて長い時間を要した。しかし,スプリント装着および調整に要する時間について有意差は認められなかった。
結論:顎関節症患者の1回当たりの診療に要する時間は両施設ともに比較的長時間であることがわかった。スプリント装着に30分以上要する割合は大学群においては44%であり,開業医群においては22%であった。スプリント調整に20分以上要する割合は,大学群においては48%であり,開業医群においては33%であった。
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© 2009 一般社団法人 日本顎関節学会
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