日本消化器内視鏡学会雑誌
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十二指腸びまん性白斑は糖の吸収障害を示唆する
瓜田 純久土門 薫石原 晋名波 牧江柳澤 健人大久保 亮沢 友歌渡辺 利泰秋元 達雄加藤 博人原 規子本田 善子永井 洋子中西 員茂島田 長人杉本 元信三木 一正
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2009 年 51 巻 2 号 p. 256-262

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抄録
【背景】十二指腸黄白色斑と吸収障害との関連を明らかにする.
【方法】上部消化管内視鏡検査を施行した連続132例を対象とし,65例には13C-acetate,67例には13C-glucose 100mgを水20mLに溶解し,内視鏡を用いて十二指腸下行脚へ投与した.その後,経時的に呼気を採取した.
【結果】13C-acetate投与後の呼気中13CO2 排出は,十二指腸黄白色斑の程度により差はなかった.13C-glucose投与では肥満群および十二指腸黄白色斑diffuse群で有意に呼気中13CO2 排出が低下した.
【結論】安定同位体を用いたヒトでの検討では,十二指腸のびまん性黄白色斑とブドウ糖の吸収低下との関連が明らかとなった.
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© 2009 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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