日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
症例
陳旧性腸結核と考えられる背景粘膜から発生した早期大腸癌の1例
應田 義雄, 西上 隆之, 樋田 信幸, 河合 幹夫, 河野 友彰, 上小鶴 孝二, 中村 志郎, 堀 和敏, 三輪 洋人, 松本 譽之
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 52 巻 12 号 p. 3303-3308

詳細
抄録
陳旧性腸結核を母地として発癌したと考えられる1症例を経験した.症例は62歳,男性.便潜血陽性による大腸内視鏡検査で,上行結腸近位側の瘢痕粘膜に約3cm大の平坦型腫瘍を認め,内視鏡的摘除を行った.病理所見は,一部に癌を認め,異型の弱い部位にもp53が過剰発現していたため,cancer in high grade dysplasiaと診断された.本例では,潰瘍性大腸炎と同様の炎症性発癌が考えられた.
著者関連情報
© 2010 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
前の記事 次の記事
feedback
Top