日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
胆管と交通を有し,経皮的嚢胞ドレナージと内視鏡的経鼻胆管ドレナージ併用により治療した単純性肝嚢胞の1例
川崎 公男生田 耕三小山 貴弘北見 真帆石津 祥子野本 大介梅田 誠松村 毅齋田 宏木村 利幸
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2010 年 52 巻 7 号 p. 1714-1719

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抄録
症例は64歳女性.単純性肝嚢胞の増大のため経皮的ドレナージを施行したが,多量の胆汁流出が持続した.塩酸ミノサイクリン注入を行うが効果なく,手術も考慮した.ERCPにより肝内胆管と嚢胞の交通を認め,ENBD施行にて経皮ドレーンからの胆汁流出は著明に減少した.続いて前回同様にミノサイクリン注入を行い,嚢胞は縮小し治癒しえた.本法は胆管交通性肝嚢胞に対して手術前に考慮すべき有効な治療法と考えられる.
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© 2010 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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