日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
短期間で形態的変化を呈した全周性S状結腸絨毛腫瘍の1例
中村 文彦松浦 良徳須田 浩晃服部 克哉樋口 良太剛崎 寛徳冨岡 英則佐藤 茂樹松林 純黒田 雅彦
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2011 年 53 巻 11 号 p. 3555-3565

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抄録
症例は50歳代の女性.大腸がん検診で便潜血反応を指摘され,下部消化管内視鏡を施行した.S状結腸下部から直腸S状部(以下RS)上部にかけて約10cmにわたる不均一な顆粒状隆起が集簇したIIa型の全周性絨毛腫瘍を認めた.
外科的治療の方針としたが,本人の都合により約1カ月半の期間があいた.その後の同検査で,病変は一部結節隆起を形成し腸管狭窄を伴っていた.
腹腔鏡補助下S状結腸切除術,2群リンパ節郭清術を行い,切除標本は病理組織学的に1群リンパ節(241番)転移を伴うSM浸潤癌を伴っていた.
UFT/UZELによる術後化学療法を半年間行ったが,その後も再発を認めていない.
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© 2011 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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