日本消化器内視鏡学会雑誌
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Validity of activity indices in ulcerative colitis— comparison of clinical indices and endoscopic indices—
平井 郁仁松井 敏幸青柳 邦彦井上 詠日比 紀文押谷 伸英藤井 久男小林 清典鈴木 康夫田中 信治
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2011 年 53 巻 12 号 p. 3811-3819

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抄録
【目的】Ulcerative colitis(UC)の病勢を評価する方法として,様々なClinical indices(CIs)およびEndoscopic indices(EIs)がある.しかしながら,Clinical trialで使用されるUCのCIやEndoscopic index(EI)は統一されておらず,いわゆるchampion indexも存在しない.そこで,われわれは,UCで用いられているCIやEIのいずれかを標準的なindexとして統一可能かを知る目的で検討した.
【対象・方法】最初に,どのCIs,EIsがよく使われているかを知るため,最近報告された100編のUCに関するclinical trialsを取り上げ,使用頻度を検討した.その結果からいくつかの標準的なCIsとEIsを選択した.当科を含めた8つの施設のUC患者74症例について,治療前,治療2,4,8週後のCIsとEIsを算出した.そして,これらの経時的な推移と,各々のindexの相関を検討した.
【成績】各CIおよびEIは,治療前と比較し,治療後に有意に下降し,治療効果の判定に有用であった.CIsとCIs,CIsとEIsは,いずれも正の相関を示した.
【結論】今回の結果からは,いずれのCIおよびEIともUCの活動性評価に有用であった.CIやEIの統一は可能と判断されたが,どのCIやEIを選択するかは,今後のさらなる検証が必要である.
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© 2011 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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