日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
症例
粘膜筋板の断裂と粘膜内への進展を呈した小腸海綿状リンパ管腫の1例
堀江 秀樹加藤 隆弘小島 孝雄橋本 宏明福田 信宏高野 幸彦大洞 昭博奥田 順一井田 和徳下川 邦泰
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 53 巻 7 号 p. 1804-1808

詳細
抄録
腹痛と嘔吐を主訴とする20歳代女性,腹部CTで小腸腫瘍が疑われ,ダブルバルーン小腸内視鏡検査で,上部空腸に約30mm大の黄白色の腫瘍を認めた.小腸リンパ管腫を疑い,空腸部分切除術を施行した.切除標本では,腫瘤部の粘膜筋板が薄層化し,一部に破綻を認めた.リンパ濾胞の粘膜内への進展がみられ,海綿状リンパ管腫と診断した.本症例が有症状を呈する大きさに至った一因として粘膜筋板の破綻の関与が示唆された.
著者関連情報
© 2011 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
前の記事 次の記事
feedback
Top