日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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ISSN-L : 0387-1207
症例
術後肛門狭窄にともなった真性腸石の1例
細田 桂五十嵐 高広青木 真彦城戸 啓河島 俊文田村 光小島 正夫雨宮 哲
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2012 年 54 巻 3 号 p. 451-454

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抄録
60歳女性.便秘,残便感があり近医を受診.注腸造影検査にて直腸内に75mm大の便塊があり,当院紹介.約35年前に痔瘻の手術を行っている.腹部単純レントゲン写真では,直腸内に巨大なhigh density massを認めた.大腸内視鏡検査にて直腸内に巨大な便塊があり,周囲の糞便を取り除くと中央に硬い腸石が存在した.内視鏡下にHo:YAG-LASERを使用し,腸石に穴をあけるようにして破砕した.最終的には麦粒鉗子を使用し破砕したのち,肛門から摘出した.腸石の成分はリン酸マグネシウムアンモニウムであった.リン酸マグネシウムアンモニウムによる腸石の報告はまれであり,報告する.
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© 2012 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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