日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
QuantiFERON®TB-2Gを診断の契機とし,腹腔鏡検査にて確定診断に至った結核性腹膜炎の1例
平松 慎介木岡 清英丸山 紘嗣末包 剛久山崎 智朗中井 隆志佐野 弘治川崎 靖子根引 浩子佐藤 博之
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2012 年 54 巻 4 号 p. 1485-1489

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抄録
症例は70歳,男性.近医の腹部エコーで腹水を指摘された.腹水の原因となり得るような既往歴はなく,血液検査で炎症反応とCA125の上昇(107.8U/ml)を,画像検査で少量~中等量の腹水を認めるのみであった.腹水中のadenosine deaminase(ADA)が81.7IU/l,CA125が241U/mlと上昇していたが,悪性細胞は認めなかった.
QuantiFERON®TB-2Gの結果から結核性腹膜炎を疑い,腹腔鏡検査にて確定診断に至った.原因不明の腹水の原因として本疾患を鑑別することが重要であり,その診断に腹腔鏡が有用と考えられた.
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© 2012 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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