日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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ISSN-L : 0387-1207
症例
全身性エリテマトーデスに合併した急性出血性直腸潰瘍に,無水エタノール・エトキシスクレロール併用局注法が有効であった1例
田畑 拓久小泉 浩一桑田 剛藤原 崇江頭 秀人藤原 純子稲葉 良彦荒川 丈夫門馬 久美子江川 直人
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2012 年 54 巻 4 号 p. 1477-1484

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抄録
症例は46歳,女性.全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus;SLE)に対して長期間のステロイド治療が行われていた.血便を主訴に来院し,大腸内視鏡検査で急性出血性直腸潰瘍と診断された.長期臥床,慢性腎不全,糖尿病,宿便など複数の要因が発症に関与し,通常の止血処置では止血困難であったが,無水エタノール・エトキシスクレロール併用局注法にて止血し得た.難治性の出血性直腸潰瘍では直腸静脈叢の存在を考慮した治療戦略が重要であり,無水エタノール・エトキシスクレロール併用局注法は有効な治療法になりうると考えられた.
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© 2012 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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