日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
内視鏡で経時的変化を観察し得た食道結核の1例
神戸 大介中谷 敏也藤永 幸久才川 宗一郎澤田 保彦下里 直隆永松 晋作松尾 英城岩井 均菊池 英亮
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2014 年 56 巻 1 号 p. 21-27

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抄録
症例は60歳男性.嚥下時違和感の精査目的で上部消化管内視鏡検査を施行したところ,中部食道に粘膜下腫瘍様病変を認めた.超音波内視鏡で観察すると,病変の主座は粘膜下層であった.慎重に経過観察したところ,病変の経時的な形態変化を確認でき,生検および生検培養で食道結核と診断し得た.食道外には結核性病変を認めず,抗結核剤の投与で治癒を確認できた.食道結核は稀な疾患であるが,短期間で形態変化する粘膜下腫瘍様病変を認めた際には,鑑別疾患の1つとして認知しておくべきと考えられた.
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© 2014 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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