日本消化器内視鏡学会雑誌
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総説
食道がんに対する化学放射線治療後の救済治療における内視鏡診断と治療
西崎 朗山本 佳宣津田 政広井口 秀人
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2014 年 56 巻 12 号 p. 3959-3967

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抄録
食道がんに対する化学放射線療法や放射線療法は低侵襲で臓器温存が可能であり,食道扁平上皮がんに対する治療オプションの一つである.しかしながら,食道がんに対する化学放射線療法の問題点は,局所遺残割合が高いことである.遺残再発病変を原発巣の早期の小病変で発見することが,内視鏡的救済治療を行ううえでは必須である.放射線治療の完全寛解後の再発病変を早期に発見するには,特に2年以内は頻回に内視鏡検査を行い,その際,粘膜下腫瘍(SMT)様病変に注意することが,再発病変を早期に発見する上で有用である.内視鏡的救済治療としては,内視鏡的粘膜切除術(EMR),内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD),そして光線力学的療法(photodynamic therapy;PDT)がある.EMR/ESDは,1)深い潰瘍がなく,2)EUS,CTで遠隔転移がなく,3)病変が粘膜下層までにとどまり,4)内視鏡的治療で治癒が期待できる病変がよい治療対象である.一方PDTは,1)EUS,CTで遠隔転移がなく,2)病変が固有筋層までにとどまり,3)手術を希望しないか手術ができない病態がよい治療対象である.局所再発は内視鏡検査により,生検でがん再発を認める・深い潰瘍を認める・粘膜下腫瘍様所見がある・EUSで不均一腫瘍エコーがあるという所見で診断される.
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© 2014 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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