日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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ISSN-L : 0387-1207
症例
ヨードアレルギー患者にCO2を用いて胆道造影及び金属ステント留置を行った1例
友田 健植木 亨里見 拓也小林 沙代藤澤 智雄名和 徹遠藤 久之藪下 和久下江 俊成坂口 孝作
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2014 年 56 巻 12 号 p. 3988-3993

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抄録
症例は69歳の女性.膵頭部癌に対して緩和治療中,下部悪性胆道狭窄を発症した.ヨード造影剤によるアナフィラキシーショックの既往があることから,術前のMRCPで胆管分岐を把握したのちにヨード造影剤の代替としてCO2を使用してERCPを施行した.造影カニューラより胆管内に直接CO2を30ml注入することで胆道造影並びに金属ステント留置を行うことが可能であった.術後は速やかに肝機能は改善し合併症も認められなかった.CO2はヨードアレルギーを有する患者において代替として有用であると考えられた.
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© 2014 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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