日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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原著
噴門部胃粘膜下腫瘍に対するLaparoscopy and Endoscopy Cooperative Surgery(LECS)の検討
平澤 俊明比企 直樹山本 頼正石山 晃世志由雄 敏之土田 知宏藤崎 順子五十嵐 正広山本 智理子
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2014 年 56 巻 8 号 p. 2359-2366

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抄録
【背景・目的】胃粘膜下腫瘍(SMT)に対する腹腔鏡・内視鏡合同胃局所切除(Laparoscopy and Endoscopy Cooperative Surgery:LECS)の報告が散見されるようになった.今回,噴門部胃SMTに対するLECSの安全性,有用性を検討した.
【方法】2006年6月より2013年4月にLECSを施行した噴門部胃SMT15例の患者背景,病変の臨床像,手術成績,術後経過を検討した.
【結果】平均腫瘍径は3.5cm,食道胃接合部(EGJ)における腫瘍の周在性は1/2周未満が11例,1/2周以上が4例であった.EGJの周在性が1/2周以上の4例ではLECSを完遂できずに,術式を変更した.LECS完遂例では合併症を認めなかったが,LECS非完遂の3例は縫合不全,腹腔内膿瘍,吻合部狭窄の合併症を認めた.
【結論】EGJの周在性が1/2周未満の噴門部胃SMTに対してLECSは有用である.
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© 2014 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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