日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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ISSN-L : 0387-1207
症例
内視鏡的に止血し得た小腸静脈瘤破裂の1例
松本 一寛福島 政司谷口 洋平和田 将弥森田 周子占野 尚人井上 聡子鄭 浩柄杉之下 与志樹猪熊 哲朗
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2015 年 57 巻 11 号 p. 2519-2523

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抄録
症例は56歳,男性.慢性膵炎急性増悪のため他院に入院中であったが,大量の消化管出血と貧血の進行を認め当院に転送された.緊急で上下部消化管内視鏡をしたが,出血源は不明であった.CTで脾静脈に血栓と小腸静脈瘤を認めたが,小腸内視鏡では静脈瘤を同定できなかった.再度上部消化管内視鏡をしたところ,胃切除後(Billroth II法再建)の吻合部近傍に異所性静脈瘤を認め,内視鏡的静脈瘤結紮術(endoscopic variceal ligation;EVL)およびポリドカノールの周囲粘膜への注入により止血した.その後,約1年経過したが,再出血していない.内視鏡的に止血できたことにより,侵襲の高い手術を回避することができた.
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© 2015 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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