日本消化器内視鏡学会雑誌
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手技の解説
悪性消化管閉塞に対する金属ステント治療~ステント種類別の留置
佐々木 隆吉田 俊太郎伊佐山 浩通小池 和彦
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2015 年 57 巻 2 号 p. 172-184

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抄録
悪性消化管閉塞に対する金属ステント治療は,近年幅広く施行されるようになってきた.透視下での食道ステント留置にはじまり,現在では内視鏡的消化管ステント留置術が胃十二指腸閉塞や大腸閉塞に対して多くの施設で行われるようになっている.そもそも消化管ステント留置は,全身状態が低下した進行癌患者に対して施行されることが多く,より安全な処置の施行が求められる.柔らかくて薄い腸管壁に対して金属のワイヤーでできたステントを留置するため,ステントの特性についても十分理解しておくことが求められる.今後新しいステントの登場も見込まれているが,現時点ではわが国で使用可能な消化管ステントはまだ限られている.そこで本稿では,胃十二指腸ステント・大腸ステントにしぼって,現在わが国で使用可能な消化管ステントの特性について触れるとともに,ステント種類別の留置について概説する.
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© 2015 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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