日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
腸石嵌頓を伴う十二指腸憩室穿孔に対してENBDチューブ留置が奏効した1例
川口 浩太郎
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2015 年 57 巻 5 号 p. 1271-1277

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抄録
症例は80歳女性.主訴は高熱,全身倦怠感.腹部CT検査で十二指腸憩室穿孔と診断され,上部消化管内視鏡検査で腸石の嵌頓した傍十二指腸乳頭憩室が確認された.腸石嵌頓を解除し排膿を促すため,膿瘍腔内に7.5Fr ENBDチューブを留置して保存的治療を施行した.患者は入院26日目に重篤な合併症なく退院した.腸石嵌頓を伴う十二指腸憩室穿孔に対し,内視鏡的治療を用いて保存的に治療し得た希少な症例と考えられた.
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© 2015 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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