日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
症例
食道静脈瘤治療後に生じた出血性食道潰瘍に対し経カテーテル的動脈塞栓術を施行し止血し得た1例
星野 崇鈴木 悠平長沼 篤岡野 祐大吉田 はるか椎名 啓介林 絵理工藤 智洋猿谷 真也石原 弘
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2015 年 57 巻 8 号 p. 1597-1602

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抄録
39歳,男性.2年前にアルコール性肝硬変・肝不全にて前医入院中,F3,RC陽性の食道静脈瘤から出血をきたしEVLにて止血した.その後,2年の間に9回吐血を繰り返し,その都度EVLや1%ポリドカノール局注等の内視鏡治療を行った.再吐血をきたし当院へ搬送となり,露出血管を伴う食道潰瘍に対しクリッピング等による止血術を試みたが止血困難であった.血管造影にて左胃動脈分枝より血管外漏出の所見を認め,TAEを施行し止血が得られた.食道静脈瘤治療後に発生し,TAEにて止血が得られた出血性食道潰瘍を経験したので文献的考察を加えて報告する.
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© 2015 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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