日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
バルーン小腸内視鏡にて止血した小腸静脈瘤出血の1例
水本 健桑井 寿雄河野 博孝保田 和毅山下 賢檜山 雄一木村 治紀山口 敏紀山口 厚高野 弘嗣
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2016 年 58 巻 6 号 p. 1155-1160

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抄録
症例は69歳,男性.主訴は血便.小腸カプセル内視鏡(VCE)にて回腸に出血源が疑われ,バルーン内視鏡(BAE)を施行したところ同部位に粘膜下腫瘍様隆起を認めた.BAE施行2日後に出血性ショックとなり,CTで同部位の小腸静脈瘤からの出血が疑われた.輸血で経過をみて,全身状態が安定した2日後にBAEを施行し,同部位にN-butyl-2-cyanoacrylateを注入して止血し得た.小腸静脈瘤破裂は診断,治療ともに困難であるが,BAEによる止血術が有効であると考えられた.
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© 2016 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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