日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
未処置乳頭における,魚骨が核となった総胆管結石症の1例
森本 有加里 藤田 泰三水野 龍義伊藤 あろか中野 知幸蜂須賀 崇巽 孝成森田 敏裕小西 登松村 雅彦
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キーワード: 魚骨, 総胆管, 異物
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2018 年 60 巻 7 号 p. 1338-1343

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抄録

症例は73歳女性.右季肋部痛,背部痛を主訴に当院を受診し,腹部CTにて総胆管下部に線状の石灰化陰影を認め,総胆管結石と診断した.内視鏡的乳頭切開術(EST)を行い,針状の結石を2本摘出した.病理組織学的所見や成分分析の結果,魚骨と判断した.魚骨を核とした総胆管結石の報告はまれであり,Vater乳頭に対する未処置例において,複数の魚骨が存在した報告例は検索しえた限りみられず,文献的考察を加えて報告する.

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© 2018 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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