日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
下部限局型からびまん性型へ進展した好酸球性食道炎の1例
小島 真一 葛原 正樹竹内 俊文山田 玲子中村 美咲濱田 康彦井上 宏之田中 匡介堀木 紀行竹井 謙之
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2019 年 61 巻 7 号 p. 1395-1400

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抄録

症例は46歳女性.検診の上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy;EGD)で,下部食道に限局性の褪色調粘膜を指摘された.上皮内腫瘍を疑われ,精査目的に当院へ紹介受診となった.前医の生検で好酸球浸潤を認めていたため,好酸球性食道炎の可能性を考え,エソメプラゾールの投与を開始した.8週間後のEGDでは,多発する褪色調粘膜と縦走溝が上部食道から下部食道にかけて拡がり,好酸球性食道炎と診断した.近年,下部限局型好酸球性食道炎の概念が提唱され,びまん性型好酸球性食道炎の初期像であると言われている.今回われわれは,下部限局型好酸球性食道炎がびまん性型に短期間に進展していく自然経過を捉えることが可能であった.

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© 2019 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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