宮崎大学医学部医学科内科学講座 消化器内科学分野 宮崎大学医学部附属病院 消化器内科 宮崎大学医学部附属病院 消化器病センター 宮崎大学医学部附属病院 光学医療診療部
2020 年 62 巻 12 号 p. 3090-3104
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胆管癌の診断は主病巣の診断の他に,垂直方向と水平方向への進展度診断が必要となる.進展度診断は肉眼分類に応じて適切に選択する必要がある.特に,水平方向進展度診断が術式決定のために重要である.乳頭型や結節膨張型では粘膜上皮を癌が置換する表層進展が多く,結節浸潤型や平坦浸潤型は壁内進展が多い.したがって,乳頭型や結節膨張型では胆管内腔の所見が重要視されるが,結節浸潤型や平坦浸潤型では胆管の壁内(粘膜下)と壁外進展の所見が重要である.本稿では遠位胆管癌に対する診断の実際を内視鏡的診断を中心に解説する.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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