日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
内視鏡的に切除を行った胃噴門部のリンパ上皮性嚢胞の1例
澁川 成弘 大内 祥平若松 周司若原 佑平金子 晃
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2020 年 62 巻 6 号 p. 691-695

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抄録

症例は70歳代,女性.以前より胃噴門部に淡い黄色調の5mm大の粘膜下腫瘍を認めていた.上部消化管内視鏡検査,超音波内視鏡検査で神経内分泌腫瘍の可能性を指摘されるも生検では確定診断ができず,完全摘除生検目的でligating device使用による内視鏡的粘膜切除術(EMR-L)を行った.最終病理組織診断結果はリンパ上皮性嚢胞であった.リンパ上皮性嚢胞は胃での報告は非常に少なく,方法に関わらず切除例はまれであり,内視鏡的に切除したとする報告は他にはない.非常に貴重な症例であり,同様の症例に遭遇した際の一助とするために今後さらなる症例の蓄積が必要である.

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© 2020 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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