元来,周術期管理は,手術室を中心とした,多職種が介入するチーム医療で形成されている.一方,内視鏡診療は,技術・機器の進歩により,その複雑化と長時間化に対応するため,多職種を交えたチーム医療が求められてきている.本稿では,周術期管理の歴史,世界保健機関からの提言,消化器内視鏡検査・周術期管理の標準化ハンドブックの要旨,周術期管理の標準化がもたらす効果,それを支援するツールについて述べた.さらには,消化器内視鏡検査・周術期管理に関する目標を提言するとともに,麻酔科医から見た消化器内視鏡診療における周術期管理の将来像についても言及した.