日本消化器内視鏡学会雑誌
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資料
消化器内視鏡関連の偶発症に関する第7回全国調査報告2019〜2021年までの3年間
古田 隆久入澤 篤志 青木 利佳池田 宜央大塚 隆生潟沼 朗生菅野 敦鷹取 元水上 一弘山田 玲子稲葉 知己河原 祥朗松田 浩二安田 一朗伊藤 透小村 伸朗清水 誠治日山 亨村上 和成加藤 元嗣井上 晴洋田中 信治
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2024 年 66 巻 3 号 p. 327-354

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抄録

2019年から2021年の3年間で,各施設が任意に定めた1週間における消化器内視鏡検査および治療での偶発症の前向き調査と,過去3年間の重篤な偶発症後ろ向きの調査を行った.1週間の前向き調査では1,197施設から回答があり,合計246,627件が施行され,偶発症の総数は668件(0.271%)で,8件(0.0003%)の死亡例を認めた.前処置での偶発症は177件(0.072%),観察のみの消化器内視鏡検査では165件(0.076%),消化器内視鏡治療では325件(1.145%),腹腔鏡では1件(1.266%)と,全領域の消化器内視鏡検査および治療において偶発症が起こっていた.また,前処置と消化器内視鏡治療でそれぞれ4名の死亡があり,死亡例の平均年齢は治癒軽快例に比して高かった.そして,後ろ向き調査においても重篤な偶発症を来した症例の多くは高齢者であった.

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© 2024 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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