EUSは,消化管内視鏡の中で,消化管壁を断層的に評価できる唯一のモダリティであり,白色光・拡大観察からは得る事ができない重要な情報をもたらす.深達度診断やリンパ節転移診断など,食道癌・胃癌診療の様々な場面で使用されているが,通常の内視鏡検査に加えて,多少の時間を追加で要するため,EUSを実施すべき病変については,白色光・拡大観察で選択する必要がある.第三者に客観的に理解してもらいやすい画像を残す工夫も重要である.EUSはその開発から40年以上の歴史があるが,消化管癌の内視鏡切除の適応決定の観点からもその位置付けが再考されている.