日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
回腸憩室出血に対してOver-The-Scope-Clipで止血した1例(動画付き)
鳥越 梨奈千葉 宏文森山 怜秋場 一徹松本 洸天野 朋彦小原 優伊丹 英昭中野 巳三喜萱場 尚一
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電子付録

2026 年 68 巻 1 号 p. 41-47

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抄録

症例は90歳男性.2023年4月に血便を主訴に受診し,回腸末端の憩室から噴出性の出血を認め,クリップ法で止血を行った.回腸はワーキングスペースが狭く,処置に難渋したが,最終的に止血が得られ退院した.しかし,その後も再出血を繰り返し,その都度精査をしたが,出血源を指摘できなかった.再度血便があり,2024年1月に4回目の入院となったが,初回に止血した回腸憩室と同部位からの噴出性の出血を認め,Over-The-Scope-Clip(OTSC)を用いて止血した.OTSCは回腸の様なワーキングスペースを十分に確保できない部位でも,比較的処置が容易であった.処置時の動画とともに報告する.

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© 2026 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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