2026 年 68 巻 5 号 p. 1056-1061
症例は,重症逆流性食道炎の診断で加療中の85歳,男性.前医での入院加療にもかかわらず症状の改善が乏しく,精査・加療目的に当科紹介となった.EGD・食道造影検査・造影CT検査にて食道完全閉塞の診断となり,外科的胃瘻造設術が行われた.その後,静脈麻酔下に経口・経胃瘻ルートを用いたランデブー内視鏡法による内視鏡的切開拡張術にて閉塞を解除した.再開通後は数回のバルーン拡張追加にて経口摂取可能となり良好な経過を得た.経口・経胃瘻ルートを用いたランデブー内視鏡法による内視鏡的切開拡張術は低侵襲であり食道完全閉塞に対して有効な治療法と考えられる.