2026 年 68 巻 8 号 p. 1420-1429
食道静脈瘤に対するEISはその優れた治療効果により,かつて本邦で広く行われていた治療法であるが,手技の煩雑さや,出血など偶発症のリスクから,より簡便なEVL単独での治療法が広く普及している.EISにEVLを組み合わせた内視鏡的硬化療法・結紮術併用療法(endoscopic injection sclerotherapy with ligation:EISL)は,EISの治療効果を高め,かつ術者の負担も軽減できる,優れた治療法である.本稿ではEIS前後のEUSでの評価を含め,EISLを実践できるよう詳細に解説する.