抄録
消化器内視鏡学の将来の動向なり展望なり,たいへんむずかしいテーマについて,私見を述べた.ここに述べた将来とは,ごく近い時期のことであって,ファイバー光学系をこえる新しい次の光学系の出現まで考察したわけではない.思いつくままに,書きながした原稿である.考え方の偏向も大きいだろうし,それほど醸成していない考えを述べて誤解される点も少なくないと思っている.しかし,この文が,明日の消化器内視鏡を考えるうえに捨て石,あるいは踏台となれば幸いである.とにかく時は動く.若い研究者の,鋭敏な想像力を基盤とした研鑚を期待すること切なるものがある.