日本消化器内視鏡学会雑誌
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“急性十二指腸潰瘍” の臨床的研究(第1報)
有山 重美, 河村 奨, 飯田 洋三, 富士 匡, 清水 道彦, 榊 信広, 平田 牧三, 河原 清博, 東 光生, 前谷 昇, 播磨 一雄, 川嶋 正男, 永富 裕二, 竹本 忠良
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1979 年 21 巻 4 号 p. 440-447

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抄録
 緊急内視鏡検査の普及にともなって,各種の急性消化管病変が見出されるようになったが,われわれも20例の急性十二指腸潰瘍症例を経験したので,臨床的,内視鏡的に検討を加えた. 症例の年齢分布は29歳から78歳におよび,平均年齢は50.8歳で男性19例,女性1例であった.全十二指腸潰瘍に対する頻度は0.48%であった.症例の約1/3に誘因が認められ,いずれも発症は急激で,大多数の症例に消化管出血,腹痛がみられた. 内視鏡的な特徴としては,潰瘍が浅くて広範なことで,発生部位は通常の慢性潰瘍と差がなかった. 予後では,2~3週間以内にほとんどの症例は治癒していた. また,発生機序については,胃液酸分泌の亢進,局所粘膜の血流障害などを考慮したが前者の関連が強いように思われた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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