日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
悪性貧血に陥凹型胃癌および甲状腺機能低下症を合併した1例
岡本 洋小原 剛郡山 栄次郎高井 幸裕武田 章三上田 則行原田 一道並木 正義
著者情報
ジャーナル フリー

1982 年 24 巻 1 号 p. 104-108_1

詳細
抄録
 悪性貧血に陥凹型胃癌および甲状腺機能低下症を合併した1例を経験した.症例は52歳女性で,11年前悪性貧血と診断され,3年前まで胃X線および内視鏡検査で経過観察中であったが,今回,胃体上部にボールマンll型胃癌が認められ入院となった.同時に,橋本病が示唆される甲状腺機能低下症を認め,本症例の発症に自己免疫学的機序が想定された.
著者関連情報
© 社団法人日本消化器内視鏡学会
前の記事 次の記事
feedback
Top